暮らしの編み方。

ねえこれ知ってる?面白かったよ。これはカンタンでおいしいの、食べてみて! 40代で高齢出産、フラフラしながら頑張る50代主婦のブログです。育児も家事も大変だけど、シンプルに好きなことを楽しみながら暮らしたい。おすすめしたいことやモノ、生活のあれこれを編集して、お待ちしてます♪

秋だから、けんちん汁。精進ではないけど、健康的で美味しいです。

だいぶ涼しくなってきました。
私はひとりで暑い(更年期)けれど、食卓はもう秋仕様ですね。
今日は根菜たっぷりのけんちん汁です。

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けんちん汁は全国区?

けんちん汁は、鎌倉の建長寺(けんちょうじ)が発祥と言われています。

www.kenchoji.com

北鎌倉駅に近く、広くて立派なお寺です。

鎌倉なので、神奈川県の郷土料理ということになっているようです。
私の実家(横浜市内)でも、よく食べていました。
母は東北出身で、けんちん汁は父の実家(横浜市内)の作り方のはずです。

さっぱり見当がつかないんですが、日本国内では、どの地域でも知られているんでしょうか。
具だくさんの汁物といえば、豚汁が王者ですよね。
芋煮とか、粕汁なんかと似たようなポジションなのかな?

ふだん、家庭で作るかどうかはともかく、多分知名度は高いですよね。
簡単で美味しくて、とても身体によいので、うちでは秋から春先までの定番です。

本来は精進料理だけど

けんちん汁は、元祖がお寺なので、動物性を一切使わない精進料理です。
出汁も、かつおや煮干しなどは使わず、昆布と干し椎茸を用います。
五葷(ごくん:にんにく、ねぎ、にら、玉ねぎ、らっきょう)も入れません

出汁を加える前に、ごま油で具材を炒めるので、コクがあります。
具材は、里芋・こんにゃく・大根・人参・ごぼう。
しいたけや小松菜を加えることもあるようです。

本来の材料で、本来の作り方のけんちん汁はとてもおいしいです。
でも、家庭で作るなら、厳密にレシピを守らなくてもよいですよね。

私の実家では油で炒めないし、出汁は煮干しからとっていました。
私は一番出汁(かつおと昆布)を使うことがほとんどで、時には鶏肉を入れます。
胸肉かもも肉を一口大に切って入れると、すごーく合うのです。
その場合、バランスをとるために、青ねぎを加えることもあります。

お雑煮ほどではなくても、各家庭ごとにいろいろなけんちん汁があるのでは?
現在の我が家の、基本の材料と作り方を紹介します。

うちのけんちん汁の作り方

一度にたくさん作ります。
その方が美味しいし、豚汁と同じように、翌日にうどんを入れるとよいからです。

材料

具材:里芋、こんにゃく、ごぼう、大根、人参 最後に豆腐

以上は、基本で必須。どれかひとつでも欠けると、物足りなく感じます。

プラス干ししいたけか生しいたけ小松菜やほうれんそうを加えることも。
鶏胸肉、鶏もも肉、ささみなど、ボリュームを出したり、他のおかずに合わせて入れることもあります。

出汁は、一番出汁か、水と粉末出汁
味つけは、塩と、しょうゆか薄口しょうゆです。

具材を切って煮る

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里芋は少し厚め(1cm前後)に切って、水でもみ洗いしてぬめりを取ります。
下ゆではしません。

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こんにゃくは一口大にちぎります。
スプーンを使ってもよいけれど、手でちぎった方が味がしみておいしいです。

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鍋に里芋とこんにゃくを入れ、その上からごぼうをささがきにして直接加えます。
水か出汁を注いで火にかけ、沸騰させます。
里芋のぬめりで吹きこぼれやすいので注意。

沸騰するまでの間に、大根と人参をいちょう切りにします。

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今回は生しいたけも。

鍋が沸騰したら、アクがあれば除き、水から煮た場合は粉末出汁を加えます。
大根と人参、しいたけを入れ、弱めの火で10分以上煮ます。

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鶏を加えるときは、野菜を入れて煮立った上にのせます。

味をつけて、置く

塩と薄口しょうゆかしょうゆで薄めに調味し、時間があるときはそのまま放置。
味がなじんで美味しくなります。

味を調えて豆腐を加える

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食べる前に、あたためて味をみて、少し濃いめに調整し、豆腐をくずしながら加えます。
豆腐は木綿か焼き豆腐の食感が好きですが、絹ごしを使うこともあります。

今回は硬めの絹ごし。
長期保存できる料理向けのお豆腐です。

やっぱり、木綿の方が、ほろほろした食感が味わえるのでよいです。

青菜(小松菜、ほうれんとうなど)は、塩ゆでしておいたものを最後に加えます。

今日の夕飯

f:id:kurashiami:20200919231133j:plain鰆(さわら)のしょうが味噌漬け

万願寺とうがらしと豚バラの炒め物(白ごまふりかけ)

白米ごはん

けんちん汁

きゅうりのぬか漬け

ビール


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味噌漬けは自家製です。
ガーゼなど使わず、ジップ袋だけでかなり適当な配合でも美味しくできます。

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万願寺はしょうゆ味。カリカリサクサクにじっくり焼いた豚バラと好相性。
豚バラは、湯引きして冷凍しておいたものを使いました。


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油を使っていないので、澄んでさっぱりした、うちのけんちん汁。
野菜の甘みがひきたって、シンプルでおいしい。

けんちん汁には、味噌味のおかずや揚げ物がよく合います。
お赤飯や栗ご飯もいいですねぇ・・・
地元産の栗を今年はまだ見ないけど、どうなんだか。
連休中に、直売所でチェックする予定です。