鶏肉(もも、手羽中など)を甘辛く煮る基本のレシピ。「とりあえず保存」としてもおすすめです。
「鶏スペアリブ」を前回取り上げ、しょうゆ味で煮つけました。
「甘辛く煮る」のは、慣れないと「適当」が案外むずかしいものです。
料理初心者の夫や息子が作ることを想定して、基本を記録しておきます。
鶏スペアリブ推しの記事はこちらです。
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鶏肉をしょうゆ味に煮るレシピ
あくまでも一例ですが、基本的な手順と調味料の分量を記録しておきます。
鶏スペアリブだけではなく、鶏もも肉や手羽とろを煮るときも同様です。
材料
鶏スペアリブ 1パック(14~15本) もも肉なら1枚
小さいフライパン(21cm)で煮るのに、ちょうどよい量です。
香味野菜
・長ねぎの青い部分 1~2本分
・しょうがスライス 4~6枚
・にんにくスライス 1かけ~3かけ分
どれかひとつは必須。
2つ組み合わせても、3つ全部でもOK。
日本酒 100cc
砂糖 小さじ1 (もしくはみりん50cc)
しょうゆ 50cc
この分量は、煮汁少なめです。
酒2:みりん1:しょうゆ1 の割り合いが基本。
焦げつきやすいので、倍量にして、残った煮汁を他に使うのもよいと思います。
煮汁は、親子丼や炊き込みご飯、混ぜご飯などに調味料として使えます。
味は、煮詰める前に味見して調整します。
ていねいな手順
鶏を下処理する
もも肉なら、脂肪(黄色い部分)と筋を取り除き、極端な厚みがあれば、包丁を入れておきます。
鶏スペアリブならそのまま。
水分(ドリップ)をペーパーでふきとり、皮を下にしてフライパンか鍋に並べます。
酒と砂糖、またはみりんと香味野菜を入れて加熱
フライパンに酒を加え、砂糖をふりかけるか、みりんも加えます。
上に香味野菜をのせて、ふたを少しずらして中火にかけます。
今回はねぎとしょうが。
ふたをずらすのは、ふきこぼれ防止です。
火が通ったらしょうゆを加える
煮立ってから、ふたをして5分ほど煮て鶏に火を通します。
しょうゆを加え、さらに3分くらい加熱。
焦げやすくなるので、火を少し弱めます。
香味野菜をとりのぞき、冷ます
火を止め、味をしみこませるため、時間があればそのまま冷まします。
途中、できれば上下を返します。
ねぎとしょうがは、この時点で出してしまいます。
臭みとりと香りづけの役目は終了。
この後、さらに加熱すると雑味が出るし、とけたり色がついて取り出しにくくなります。
にんにくは、そのまま食べたり、やわらかくなったものをつぶしてもおいしいので、好みで残しても。
味を調整して煮詰める
味を見て、水分や塩気・甘みが足りないようなら追加します。
煮詰めると味が濃くなるので、この時点ではやや薄めに。
照りを出したかったら、みりんやはちみつを少し加えます。
味をからめながら、強めの中火で煮詰めてできあがり。
簡単な手順
しょうゆを後入れせず、最初からすべての材料をガーッと煮てもかまいません。
ねぎとしょうがを、そのまま入れておいても大丈夫。
時間のないときは、深く考えず、大ざっぱに煮ておけばOK。
調味料の種類や割り合いにも、正解はないです。
体調や好みに合わせて、増減しましょう。
応用も自由に、煮始めに梅干しやお酢を加えてさっぱり味にしたり、最後にごま油やバターでコクを出したり。
煮汁を多くして、うずらのゆで卵やきのこ、こんにゃくなどを煮るのもいいですね。
食べ方
そのまま、好みでからしや七味唐辛子などプラス。
添えに、塩ゆでや塩炒めの青野菜を添えて、煮汁をかけて食べるとおいしい。
もも肉なら、適宜切って、親子丼(卵とじ)、混ぜご飯、混ぜ寿司、炒飯、うどんやラーメンの具、サラダなど。
パンに挟んで、照り焼きサンド風もおすすめ。
ゆで卵マヨネーズ(タルタルソース)と一緒に、ロールパンやコッペパンに挟むのもおいしいです。
お弁当に入れる場合は、味を濃いめにします。
下にゆで野菜など敷いて詰めたり、ご飯の上にのせます。
息子が幼稚園のときに作ったお弁当、鶏丼です。
ごはんに刻み海苔をしいて、その上にスライスした鶏。
さっと湯通ししたみつばと、刻んだ紅しょうがをのせました。
細かく切って、炒り卵や錦糸卵、絹さやなどと三色丼にするのもよいです。
錦糸卵を失敗しない作り方はこちら。
脂肪分の多い鶏肉保存として
煮た鶏は4~5日冷蔵庫で保存できるし、冷凍もできます。
使わないうちに消費期限がきた場合など、豚薄切り肉なら、とりあえず湯通しをおすすめしました。
鶏肉は
脂肪(皮)が多い部位(もも肉、手羽)→甘辛煮
脂肪(皮)が少ない部位(胸肉、ささみ)→酒蒸し
という定番コースにすることが多いです。
消費期限を待たずとも、まとめての下ごしらえや保存として、シンプルで使いまわしが自在なのでおすすめです。
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ここ最近?近年?
作り置きとか、1週間分まとめて作るとか、大人気ですね。
私、面倒くさがりで、予定倒れも多いので、あまりしないというか、できないんです。
その辺りの話しは、またあらためて。