心に効く言葉:「機械になる」/小池一夫
梅雨でどよーんとした気分と体調。
身体の中にも湿気がたまっているようで、なんともすっきりしない。
「やる気が出ない」。
そんなとき、思い出す言葉があります。
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「あえて機械になる」
「あえて、自分は機械になる」。どうしてもこなさないといけない辛いときは、僕はあえて機械になる。スイッチを入れて自分を動かす。そして、スイッチオフで心を取り戻す。人間らしさを忘れては駄目だけれど、一時機械になってやり過ごすというのも、一種の生きるコツ。大切なコツ。(小池一夫)
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2017年3月9日
漫画原作者として知られる、小池一夫さんのツイートです。
もうひとつ。
「生き方が分からない」と相談を受けた。そういう時は、淡々と生活をこなしていくしかない。生きがいとか、生きる目的とかそういうことは敢えて考えず、風呂、飯、寝る、掃除、洗濯というように、自分を機械のように動かす。そうすると不思議といつか心が戻ってくる。ダラダラがいちばんよくないね。
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2018年4月2日
あれこれ考え込んだり、「いやだなあ…」とグズグズしていないで、機械になったつもりで心をOFFにする。
何も考えず、ひたすら手を身体を動かす。
やることが山のようにあると、どこから手をつけたらいいのかわからなくなるけれど、それならどこから手をつけても同じ。
とりあえず、やってみる。
少しも動けないくらい疲れているなら、きちんと休みましょう。
「そういうときはガッツリ休む。休むのが体調管理」
と小池さんもおっしゃっています。
動けば、やればやっただけの成果が出て、「時間をムダにした」と自分を責めなくて済むし、エンジンがかかってきます。
“やる気は、やり始めると出てくるもの”とよく見聞きしますね。
ブログも、取りあえず書き始めてみると書けたりしますね…
淡々とこなす快感
やってもやってもキリがない家事は、できるだけルーチンに。
余裕のないとき、何も考えずに淡々とこなせればラクですね。
「何も考えず」というのは、実はそうでもなくて…
機械的にこなしていると、その分心に余裕ができるのか、さまざまなことが浮かんできます。
忘れていたことを思い出したり、突然アイデアがひらめいたり。
目的は違えど、なにか瞑想に似ているようにも思うんです。
洗濯物を畳んだり、鍋を磨いたり。
枝豆の両端をハサミで切ったり、餃子を包んだり、栗の皮をむいたり。
単純作業を黙々とやるのが、けっこう好きです。
心を遊ばせているんですね。
◯◯マシーンになりきる
普段やらないイレギュラーなことで、すごく面倒で腰が重いこともたくさんあります。
それも、どうせやるなら○○する機械になってしまえ、と。
昨日は、「子どもの散髪マシーン」になりました。
今日は「書類記入マシーン」になる予定。
機械も経年劣化するので、メンテは大事。
タイマーをかけて時間を区切ったり、油をさすのも忘れずに。
マシーンといえば
思い出したのがこの曲。
Dancing Machine-The Jackson 5 - High Quality
ジャクソン5のダンシング・マシーン。
10代のマイケル、すでに完成された天才…
YouTubeで検索すると、他にもいろいろあります。
ロボットダンスのシーンは、映画「ムーンウォーカー」の中に、チラッと出てきます。ほんの少しでも、すごくインパクトがありました。
映画というより、プロモーションビデオのようなものだけれど、マイケル・ジャクソンの一番よかった時代が詰まっていて大好き。
話しが飛躍しすぎました?
そのくらい思考が自由に飛ぶんですよ、機械化で。
小池一夫さん
小池さんは73歳でTwitterを始められたそうです。
昨年、82歳で亡くなられる直前までつぶやかれていました。
スパッと明快で、示唆に富むあたたかい言葉に、ずいぶん救われました。
たくさんスマホに保管して、時々見ています。
言葉ひとつで、すごく勇気がでたり、これでいいんだ、って安心できるのです。
kindle版で本を購入しましたが、手元に置きたいので、単行本で購入しようと思います。
動画を見たり、本を読むのを楽しみに、ちょっとやる気が出てきました♪