自分の出産時に選んだ曲をいくつか。コラボ便乗・派生記事です。
8年前、予定帝王切開で、息子を出産しました。
当時43歳、最初で最後の経験。
そのときかけてもらった曲のCDを、ひっぱり出してみました。
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きっかけは披露宴のご招待
昨日、ブロガーの先輩moccheeさんから、披露宴に招待していただきました。
ブログで披露宴???
ははあー、思い出をしみじみとたどるのかしら…
昨夜はゆっくりできなかったので、今朝、ゆっくり拝見しました。
確かにしみじみだったけれど、ものすごく暑かった、じゃなくて熱かった(笑)
moccheeさんは披露宴に積極派だったんですね~
けらえいこさんの「たたかうお嫁さま」で、大多数の「新郎」は、結婚式や披露宴に、仕方なくつきあってるイメージがあったので、ちょっと意外です。
20年経っても色あせない、むしろますます輝くような披露宴をした人生ってステキですよね。
moccheeさんは、「大好きな曲ばかりを詰め込んだ結婚式。」で、20年経っても「あぁ結婚してよかった。」ですってー
ごちそうさまでした(笑)
便乗記事を思いつきました
自分の結婚式に掛けた曲を曝そう!というコラボ企画、残念ながら私は参加できないのです。
いわゆる地味婚で、披露宴はしませんでした。
入籍して数年後に、レストランウェディングをしたのですが、身内だけでこぢんまりしたもので、曲の演出はなし。
あれ、でも何か曲を選んだ経験があったなあ…
そうそう、出産時に流す曲を選んで、CDを作ったんでした。
私は開腹手術歴があり、ハイリスクな高齢妊婦だったので、出産は最初から帝王切開の予定でした。
手術時は局所麻酔で、意識ははっきりしています。
手術中に流したい曲があれば、事前にCDを渡せば流してもらえました。
それなりにこだわったはずなのに
小さいころから音楽が好きで、その道に進みたいと思って、悩んだ時期もありました。
クラシックと洋楽に偏っているけれど、それなりにこだわりを持って選曲したはず…
でも、どの曲を入れたか、よく憶えてないのです。
8年ぶりにPCにCDを入れてみると…9割がた、何を入れたか忘れていました。
セレクトした内容
バッハの、チェンバロとパイプオルガンとピアノの曲。
ドビュッシーとショパンのピアノ曲。
そして、クイーンとビリー・ジョエル。
約1時間分、全19曲入ってました。
今聞き返すと、大好きな曲というよりは、精神的に落ちつく癒し系です。
そりゃそうですね、アグレッシブで悲壮感ある曲も好きなんですけど、出産時にそれはちょっと。
一番最初に、平均律を入れたことくらいしか憶えていませんでした。
デジタルの音源が、今どこにあるのかわからない。
好きで入れたはずなのに、曲名がわからない曲があるのも、我ながらちょっとショック。
本当に音楽好きなのか?
実際の出産時
かけていただいた音楽は、手術台の上では、あまり聴いてなかった気がします。
麻酔医の先生と看護師さんと雑談していた時間が長かったし…
特に、生まれた瞬間なんて、何の曲だったかまったく記憶がない。
それでも、自分で選んだ曲が流れていたのは、よかったと思います。
手術時はあんまり緊張してなかったんですが、気がまぎれたはずだし、出産前に曲を選んで編集した時間は楽しかったはず。
私的すぎるレビュー
今、通して聞くと、感情が大きく動くわけではないのに、じわーっと涙が勝手ににじんできます。
「自分の出産時にかけた曲をさらす」という趣旨の記事なので、いくつかピックアップします。
平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 前奏曲とフーガ BWV 846 ハ長調/バッハ
J.S.Bach: Das wohltemperierte Clavier, 1 teil, No.1 "C-Dur" Pralude BWV846 Pf.小倉貴久子
前奏曲が、アヴェ・マリアの歌詞をのせた曲としても有名ですね。
この曲の冒頭、明るい光が満ちてくる中、命が誕生するようなイメージを持っていました。
ゆるやかに流れていって、高音→低温と深みを増し、幕を閉じる…
シンプルで弾くのは簡単な曲ですが、わずか3分たらずで、人の一生を表現しているようです。
レントより遅く/ドビュッシー
レントより遅く(ドビュッシー)Debussy - La plus que lente - pianomaedaful
ピアノ曲の中で、一番好きな曲かも。
やさしくゆるやかで、上品で、キラキラして、ドラマチック。
ピアノの音色、ピアノの良さが最大限にいかされている、と個人的に思っています。
'39/クイーン
Queen - '39 (Official Lyric Video)
なんでこの曲選んだんだろう…
ブライアンの声がおだやかで落ち着くからかな?
私は、クイーン世代より10年くらい後の世代です。
リアルではまってたのは、Duran Duranとか80年代の洋楽。
でも、クイーンの存在は知っていたし、小さいころに見た、ボヘミアン・ラプソディのPVの印象がすごく強く残っていたのです。
30代後半から聴いて、大好きになりました。
音楽がデジタルで気軽に聴ける時代になったからこその恩恵。
出産する3年ほど前、婦人科の手術で入院してどん底だった頃、クイーンの曲は心の支えのひとつでした。
それから10年後、映画のボヘミアン・ラプソディは映画館で観て、最初から最後まで泣いてました…
ブライアン、73歳かあ。長生きしてほしいです。
オネスティ/ビリー・ジョエル
Billy Joel - Honesty (Official Video)
この曲、中学生の頃から好きです。
曲調が、日本人好みな気がする。
歌詞がまた…
ビリー・ジョエルの歌唱力と相まって、泣けます。泣いてます。
誠実に生きたい。
私もそうしよう
はー、家事もなにもそっちのけで、聴いて調べて、もの思いにふけってしまった…
moccheeさんは、今回の「己の結婚式に選んだ曲を曝せ!」記事は、死ぬ直前に自分で自分のブログを読む用ですって。
直前って、読める状態なのかな(笑)
でも、そんな気持ちになるのがよくわかりました。
私もこのCDは処分せずとっておいて、死ぬ直前かお葬式にでも流してもらおうかなあ。
「今わの際、もしくは葬送用」って書いておこうかな。
いや、バックアップとっておかないと、再生できる機器がないかもしれない…
などと、想い出と妄想で楽しい時間を過ごせました。
moccheeさん、ステキな記事ときっかけを、ありがとうございました~。