錦糸卵(薄焼き卵)をラクに作るコツ。普段使いなら、これで十分です。
錦糸卵=薄焼き卵の細切り、得意ですか?
面倒、難しい、苦手…と思っている方、この方法ならラクですよ~
特別な道具や材料は使いません。
この記事は、「なーんだそれだけ」と思われるかも…
でも、あえて公開してみます。期待外れだったらごめんなさい。
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錦糸卵って、主役にはならないけれど、かなり存在感があると思うんです。
五目寿司(ばら寿司)、冷やし中華、お弁当などに錦糸卵があると、グレードアップしますよね。
炒り卵でもよいけれど、同じ味つけでも食感と見た目が全然別物だし、他の具とのなじみも違いますね。
厚みのある卵焼きを細く切っても、錦糸卵とは違う。
薄焼き卵を切った、あのもそもそした食感がなんだか好きです。
薄焼き卵が難関
錦糸卵を気軽に作りたくても、私は薄焼き卵を焼くのが苦手でした。
やぶれないよう、手早く裏に返すのって、すごく難しくないですか?
よくある、菜箸を横から差し込むのなんて、なかなかうまくいかない。
熱い卵を指先で持てなかったり、持ち上げても無残にやぶれたり。
かといって、ターナー(フライ返し)を使っても、ボロボロになったり。
ひっくり返せても、卵が重なって厚くなってしまったり。
卵液に水溶き片栗粉を混ぜるのは、薄く焼けなかったり、急いでいるときは面倒で…
しかし、あるとき気がつきました。
ゆっくり、冷ましながら焼けばいいのだと。
火を止め、放置しながら焼く。
ただそれだけ。
はい、もうここで終了でもいい感じですね。
一応写真を撮ったので、詳しく解説いたします。
手順
卵を溶きほぐし、塩(砂糖)で調味する
私は砂糖を加えて少し甘めにするのが好きです。お好みでどうぞ。
卵は塩味がつきやすいので、塩の量は少なめに。
茶巾寿司など、薄焼き卵の見た目が大事な料理なら、裏ごしすれば均等にきれいな黄色と厚みになります。
刻んで錦糸卵にするなら、色や厚みが多少ムラになっても、私は気にしません。
フライパンを弱火にかけ、油をペーパーで全体にひく
フライパンは、卵焼き器でも、フッ素樹脂加工でも、鉄でも銅でもチタンでもなんでも。
(私は、今はティファールのみです)
油はけちらず、しっかりなじませます。
卵液をフライパンに流し入れ、回し広げる
フライパンの大きさにもよりますが、お玉一杯くらい。
多いようなら、ボウルに余分を戻します。
極弱火でフチが乾いてくるまで焼き、竹串で少しはがす
少しずつ、円周をぐるっとめくってみる感じです。
これは熱いうちに。冷めると、くっついてしまいがちです。
火を止めて、冷めるまで放置
手でさわって熱くないくらいに冷めるまで、そのまま放っておきます。
ここで焦るとやぶれるので、他のことをしながら5分以上は待ちます。
卵が冷めたら、手で持ってそっとはがし、裏返す
あわてずゆっくり。
再び火をつけ、卵の生っぽさがなくなるまで焼く
火は極弱火で。
卵の厚みにもよるので、焦がさないように様子を見ながら焼きます。
盆ざるなどに卵をあけ冷ます
2枚以上焼くときは、ずらしながら重ねていきます。
重ねてくるくる巻いて、細切りにする
余分な卵を焼いておいても
冷凍保存できるので、同じ手間なら、多めに作ってもいいですね。
使ってしまいたい卵があったら、おすすめです。
フライなど作って、溶き卵が捨てるにはもったいないくらい半端に余ったとき、ついでにすぐに焼いてしまえば、無駄にせず食べ切れます。
(余った溶き卵は、スープか味噌汁があるなら入れて、かき玉にしてしまうのも手)
錦糸卵は、定番料理の他にも、サラダやあえ物、スープなどにちょっと加えると、いろどりになってきれいだし、たいていのものに合います。
***
コツは、ゆっくり、時間をかけて冷ましながら焼くことだけでした…。
これから冷やし中華に使おう、というときなら、まず初めに卵を焼き始めるのです。
野菜を切ったり、器や氷を用意しながら、ゆっくり焼きます。
冷やし中華のコツはこちらからどうぞ ↓
薄焼き卵は、炒り卵を作るときのようにつきっきりの必要はなく、フライパンを洗うのもラクです。
気軽に作りましょう。