暮らしの編み方。

ねえこれ知ってる?面白かったよ。これはカンタンでおいしいの、食べてみて! 40代で高齢出産、フラフラしながら頑張る50代主婦のブログです。育児も家事も大変だけど、シンプルに好きなことを楽しみながら暮らしたい。おすすめしたいことやモノ、生活のあれこれを編集して、お待ちしてます♪

心に効く言葉:人間って、そんなにいろいろなことを知る必要はないと思うの。/海原純子

20代前半の頃、フェリシモ(通販)のおまけで、立派なノートをもらいました。
ノートというか、白紙に罫線とイラストが入った「本」。
しっかりと製本された状態です。
この本に、感銘を受けた文章を書き留めてきました。

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心を支えてきた名言集

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書き始めた当時は、インターネットは普及前。
本や新聞、雑誌で見た文章を書いていました。
いわば、自分だけの名言集です。

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厚みが1.5cmほどあり、まだ半分ほど残っています。
最近はネット上のクラウドに保存しているので、こちらにも少しずつ書き写そうと思います。

出典がはっきりしないのですが…

ここのところ、心身にともに消耗していたので、久しぶりに見返してみました。

目に止まったのが、次の文章です。

けっこうがむしゃらに生きてきたけど、あるとき捨てる部分を多くしてみたの。
そうしたら不思議なんだけど、捨てた分だけすごくラクに、豊かに生きられるようになった。

今ではね、本もいっぱい読めばいいとは思わない。
自分が心から気に入った本だけを、何度も繰り返して読めばいいし、そういう本にめぐり逢えたら、とても幸せだなって。

心が疲れたときに、心を癒してくれる本、心が不安定な時に、心を安定させてくれる本。
そんな本に対しては、気持ちを開いて、そうすればそこからメッセージを受けとめることができる。

人間って、そんなにいろいろなことを知る必要はないと思うの。
真実に近いことを、ちょっとだけ、そっと与えてくれる本が一生のうちに数冊あればそれで充分。

医学博士・エッセイスト・歌手である、海原純子さんの言葉です。

公式サイトはこちらです

海原純子.com


海原さんのお話しが、昔から好きです。
引用させていただいた文章は、ご著書の「ハートのウェイクアップコール」の一部かもしれないのですが…

本が手元になく、検索しても出てこないので、もしかして違ったらごめんなさい。

自分が心から気に入った◯◯だけを

本に限ったことではないんですよね。
あらゆる趣味、生活でも、人間関係でもそう。
量より質

でも、「けっこうがむしゃらに生きてきた
ここがあってこそかなあ、とも思います。

若い頃は、善し悪しや自分にとってどうかを見極める力がないから、手あたり次第に試してみる。
ある程度、経験を積まないとわからないことが多いから。

ノウハウコレクターになっていた頃

料理に関して言えば、10歳の頃から、料理の本をたくさん買いました。

私の母は料理の先生としてはあてにならず、当時は本だけが頼りでした。
(母が、好きなように材料を買わせて、台所を使わせてくれたことに感謝しています)

高校生のときに発刊されたオレンジページは、わかりやすい写真と手順で、画期的な雑誌でした。
何年も毎号買って、バラしてテーマごとに製本したりしてました。
アナログな“自炊”ですね。

得たものは大きく、今もベースになっていますが、とにかくレシピを集めることに夢中になっていました。
いつの間にか、それが目的にすり替わってしまっていたようです。

他の雑誌や新聞のスクラップも、マメにしていました。
単行本も、増える一方。

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いろいろ、たくさんありました

がむしゃらに料理を続けた

コレクションが充実する反面、虚しさと焦りも感じていました。

本当に美味しくて、基本的な料理を、レシピを見ないでも作れるようになりたい
それがなかなかできそうでできない、コンプレックスもありました。

いくら知識があっても、実際に作らないことには身につかないし、まさに“絵に描いた餅”。

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その後、大量のレシピを抱えたまま結婚し、念願の自分だけの台所になりました。

イヤでも毎日作る状況になると、本当に役立つレシピと、そうでないレシピの違いがわかってきます。
日々の積み重ねと、奥薗壽子さんの本にかなり助けられ、自分なりのやり方ができてきました。

一生かかっても作り切れないレシピは、引っ越しなどを機に、少しずつ手放すようになったのです。

インターネットや、パソコンとスマホの存在も大きいですね。
自分専用データベースを作って検索できるのは、夢のようなことです。

いつの間にか、書店の料理本コーナーには、ほとんど行かなくなりました。
たまに見てみると、情報量が多すぎて、とても疲れるようになったのです。

捨てて、ラクになりました

自分が心から気に入ったレシピを何度も繰り返し作ればいいし、そういうレシピにめぐり逢えたら、とても幸せ。
何度も作るうちに、自分や家族の好みに合わせて、自然とオリジナルになっていきます。

偉大なるマンネリ、安定した「いつもの味」があってこそ、アレンジしたり、ちょっと変わった料理にチャレンジする余裕も生まれるというもの。
50歳を過ぎて、やっとそこまでたどり着いた、かもしれません。

欲張らず、好奇心は大切に

ネット上には、それこそあふれるようにレシピがあって、いつでも簡単にアクセスできる。
存在さえ知らなかった異国の料理や調味料、斬新な発想のレシピもいくらでもあります。

全部を見るだけでも無理だし、実際に作れる数も、ほんの少しだけ。
作ったとしても、1回きりになるレシピの方が多かったりします。

だからこそ、酢じょうゆ玉ねぎとか、ぎゅうぎゅう焼きとか、レギュラーメニューになるレシピにめぐり逢えた喜びは格別です。

これはいけそう!という直感と、作ってみよう!という意欲を大切に。
情報の海におぼれず、それでも、柔軟に新しいものも取り入れたい。
食事作りが単調な義務にならないよう、バランスを取りながら。

そして、よいものはどんどん伝えて、知ってもらいたい。

25年も前に記録した文章から、今までを振り返って、そんなことを再認識しました。
地味~なブログですが、コツコツ続けていこうと思います。