お豆腐のホットケーキを作って、思い出したこと。動物性食品も大切。
朝食にホットケーキを作ろうとして、「お豆腐を使わなきゃ」とふと思い出し、卵の代わりに使いました。
お豆腐を、卵や乳製品の代替品とすることは、10年ほど前に知りました。
手術後に体調が良くなくて、(今思えば)極端な食事制限に走った頃です。
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食事で身体を整えるには
体調が悪かったころの、大まかな経緯はプロフィールに書きました。
み空本舗(ミソラホンポ)のプロフィール - 暮らしの編み方。
薬(漢方薬含む)や医療に頼らず、できるだけ自力で身体を整える。
となると、なんといっても食事が大切です。
・加工食品と砂糖を避け、できる限り自然に近い食品をとる
・無農薬や有機栽培の、国産(地元産)で旬の野菜をとる。
この辺りは、普遍的な原則だと思いますが…
動物性を排除?
ビーガンや、マクロビオティックだと、「動物性の食品をとらない」という考え方もあります。
これもいろいろな流派があって、卵はOKとか、乳製品も一切なしとか、昆布だしはいいけど魚系のだしはダメとか、さまざまです。
結論からいうと、あまり極端に走って、それが体質に合ってないと危険です。
体質は人それぞれなのはもちろんですが、体質は刻々と変化するものです。
アレルギーの問題もあります。
実際に経験したこと
40歳のとき、徹底的に動物性を除去した食事を続けた時期が1~2ケ月ほどありました。
子どもがいなくて、夫婦二人だけだったのでできたと思います。
今思えば、よく夫がつき合ってくれたものです…
元々、食べることにあまり興味や執着がない人だったからかな。
(今はだいぶ違います)
美味しくないのは自分がイヤだし、夫にも申し訳ないので、研究しつつでした。
本をたくさん買って、ネットでもさんざん調べ、良い食材を取り寄せたり。
それで、しばらく、肉・魚介・卵・乳製品を食べなかった結果。
体重が減って、肌や胃腸の調子がよくなったのは予想通りだったんですが…
夫のひげが、薄くなったのです。
以前は、朝しっかり剃っても、夕方にはけっこう生えてきていました。
それが、ほとんど目立たなくなったのが、はた目にもわかりました。
続けていたら危なかった
単純に面白がっていたのですが、その後、マクロビオティックの教室に行って認識が変わりました。
動物性食品を敵視したり、塩分をとらなさすぎで、余計に体調がおかしくなるケースが多いこと。
食事制限の度がすぎて、家族関係が悪くなったり、友人とも会えなくなって、心を病む人もいる。
そして、一時的に体調がよくなったから、その食事内容を盲信してしまい、続けてしまう。
それらがよくないと教わり、実例をいろいろ聞いて、とても勉強になりました。
一言で言ってしまえば、やっぱりバランスが大事なんです。
傾いたバランスを元に戻したら、反対に傾かないよう、真ん中をキープするのが肝心。
夫のひげが薄くなったのは、いわば“草食系”に傾いていたんですね。
働き盛りの男性なら、肉食系のたくましさや、よい意味での攻撃性も必要なんです。
おいしくて身体にもよい食生活
現代の食生活は、どうしても肉食で油脂が多めに偏りがち。
それならそれで、野菜多めを心がける(動物性の5倍が目安。ほぼ無理だけど)。
相性のよい組み合わせ(肉にポテト、魚に大根おろしとか)で毒消しを意識する。
食べ過ぎたら、一食抜く。
などなど、いろいろできることがあります。
頭でっかちになって、計算ずくの食事なんてつまらない。
身体と心の声を聴きながら、食事を楽しみつつ、健康に過ごしていきたいですね。
豆腐ホットケーキはどうだったかというと
このブログで紹介した、常温保存できるお豆腐を使いました。
「お料理向き」の方です。
マッシャーでざっとつぶして、牛乳と混ぜます。
生地の硬さを見ながら、ホットケーキミックスを加え、粉チーズも少し足してみました。
卵を使うより、白っぽい焼き上がり。
お豆腐の味や香りの存在感はまったくなく、しっとりもちっとした食感。
口どけがよく、あっさりしています。
卵を使ったときのふんわり感、サクサクした表面はなし。
まあ、これはこれかな。
卵の代用ではなく、まったくの別物だと思えば…
正直、卵を使った方が、私はおいしいと思います。
特に夫は、半生っぽい食感が、あまり好きではないみたい。
薄ーく焼いたり、粉の量を増やしたらもっといいかな。
でも、また作るかというと微妙なところです。
好みの問題だし、卵がなかったり、アレルギーならもちろん「有り」だと思います。
大豆製品=ヘルシーとは限らない
お豆腐で作るマヨネーズ(風)とか、お菓子用クリームとか、いろいろあるんですよね。
豆乳を牛乳の代用にするのも、よく見聞きします。
でも、大豆も代表的なアレルゲンだし、お豆腐も豆乳も身体を冷やす食品です。
どんなによい食品でも、とりすぎは毒。
良いものを少しずつ、バランスよく取りましょう。