屋台に負けない、うちの焼きそば。普通の道具と火力でOK。
屋台の焼きそばって、かなり好きです。
香ばしいソースのにおいと、パサッと乾いた感じ。
プラ容器とわりばしのチープさがまたよい。
日本ならではのB級グルメですよね。
屋台の美味しさを再現したい
あのおいしさは、分厚い鉄板で炒めるから?
大量に作るから?
(一度にたくさん作った方がおいしいものは、数多くありますね)
それもあるかもしれないけれど、やっぱり外で食べるから、倍おいしいんですよね。
イベントのにぎやかで楽しい雰囲気、解放感、非日常…
でも、今年は、おまつりやイベントが軒並み中止。
おうちでも、屋台レベルの焼きそばを作って楽しみましょう。
特別な道具や材料、強い火力は使いません。
非日常感は難しいけれど、冷めてもおいしいので、お弁当や持ち寄りにもおすすめですよ。
毎日更新チャレンジ、この記事は33日目です。
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作り方のポイント
下ごしらえ
・すぐ火が通らない野菜は、先に湯通しする
・麺は湯通ししてほぐし、少量の油をまぶす
強火にせず、弱火~中弱火(中火と弱火の中間)
・肉は広げて焼き、取り出しておく
・麺をじっくり焼き、味をつける
手間と時間が少しかかりますが、難しくはなく、確実においしくなるので、ぜひお試しを。
材料
蒸し麺とソース
チルドタイプでセットになっているものでも、バラ売りでも。
私は粉末ソースが好きですが、液体ソースでも作り方は同じです。
メインの野菜(キャベツ、もやしのどちらか・あるいは両方)
サブの野菜(細ねぎ、にらなど、好みで。なくてもOK)
個人的には、野菜の種類は控えめに、2~3種類の方がシンプルで好きです。
量はどっさり入れます。
豚薄切り肉
部位は好みですが、ある程度脂身がある方が、やわらかくて麺となじみやすいです。
あらかじめ、湯通ししたものを使っても。
薄切り肉の保存についてはこちら
油
サラダ油、太白ごま油など、くせのないものを。
調味料
酒(日本酒か紹興酒)、塩、こしょう
用意するもの
深くて大きめの炒め鍋(中華鍋)
1~2人分なら、フライパンでもできます。
鍋は、これひとつで済ませます。
ざる
麺が入る大きめのものを。
ボウル
下ごしらえした野菜を入れます。
手順
お湯をわかしながら、野菜を切る
炒め鍋に多めに水を入れ、ふたをして火にかける。
キャベツならざく切りに。もやしなら洗い、ざるにあげておく。
細ねぎやにらなど切る必要があれば、3~4cmくらいに切る。
キャベツの芯は薄く切らなくても、ほどよい硬さになります。
大きめの芯だったり、小さいお子さんやお年寄り向けには、薄切りにしましょう。
キャベツ(もやし)を湯通しする
沸騰した湯に塩少々を加え、キャベツ(もやし)を入れる。
ざっと混ぜ、すぐにざるにあげる。
そのまま、水を切れる場所に置いておく。
にんじんやピーマンなど、硬い野菜を入れる場合は、このとき一緒に湯通しします。
麺を湯通しし、油をまぶす
炒め鍋に再び多めにお湯をわかす。
お湯が沸くまでに、肉を一口大に切る。
お湯が沸騰する直前に、ざるにあげたキャベツ(もやし)をボウルに移す。
野菜の水気をしぼる必要はありません。
沸騰したお湯に麺を入れ、菜箸でほぐす。
麺がほぐれたら、すぐにざるにあげる。
水気をざっと切り、油を小さじ1~大さじ1(=小さじ3)くらい回しかけ、菜箸かトングで全体を混ぜる。
麺がくっつかないようにするためなので、油は少なめに。
☆ここまでの野菜と麺の下ごしらえは、電子レンジでしてもよいでしょう
(うちは電子レンジがないので、時間や加減が検証できません~)
この後の焼き方は、ホットプレートを使う場合でも同じです。
肉を焼く
炒め鍋に、油を薄くひく(豚バラ肉など、脂の多い部位なら不要)。
豚薄切り肉を、炒め鍋になるべく広げて入れる。
一口大に切った薄切り肉を、1枚ずつ広げます。
面倒ですが、肉がかたまりにならず、美味しく仕上がります。
火を弱火でつけ、じっくり焼く。
焼けるまでさわらず、他のことをして待ちます。
裏面が焼けたら、上下を返しながら炒める。
全体に火が通ったら、酒としょうゆを少々加えて味をつける。
ボウルのキャベツ(もやし)の上に、豚肉をあける。
こうすると、ボウルが無駄に汚れません。
麺を焼く
炒め鍋に湯通しした麺を広げ、弱火でじっくり焼く。
鍋に残った油と、麺にまぶした油分があるので、油は足しません。
焦げない程度に焼けたら、上下を返す。
ソースを半量ほどふりかけ、全体になじませるように混ぜながら炒める。
麺そのものに、しっかり味をつけます。
麺と具を炒め合わせる
麺に、ボウルの肉と野菜を加える。
野菜から水分が出ていたら、それも一緒に加えます。
野菜と肉めがけて残りのソースをふりかけ、全体を混ぜながら炒める。
火は少し強めて、中弱火に。
ソースの量は、好みで加減します。
野菜の量にもよりますが、この後しょうゆも加えるので、控えめがおすすめ。
最後に、青ねぎやにらを加え、鍋肌からしょうゆをさっと回し入れ、全体を混ぜる。
麺にも具にも味がしっかりついて、野菜はシャキシャキでほどよい歯ごたえ。
水っぽさや油っこさがなく、さっぱり美味しい仕上がりです。
応用編
ひき肉を使うのも、食感が新鮮でおすすめです。
蒸し鶏(鶏胸肉)を細かくさいたものを使っても、さっぱりとしておいしいです。
その場合、レタスや小松菜、塩味かしょうゆ味が合います。
にんにくのスライスを肉と一緒に炒めたり、カレー粉を加えたり、いかや桜えびを加えたり…
脂の少ない具なら、天かす(揚げ玉)をふりかけるのもいいですね。
半熟の目玉焼きをのせれば、ごちそう感が。
深夜食堂に出てきましたね。
今は、プライムで観られないようです。残念。
原作では、2巻の第25夜に登場します。
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全国各地で、ご当地焼きそばもたくさんありますね。
参考にして、アレンジするのも楽しそうです。