職人さんって素敵。職人さんに学んで、私も職人になりたい。
「職人」「マイスター」という存在、職業、生き方に憧れます。
「匠のワザ」「職人芸」を見たり聞いたりするのはとても面白く、感動しますね。
その才能や積み重ねた経験を尊敬するし、その道を究める生き方がうらやましい。
最近ネットで知ったお二人に、考えさせられたり、パワーをいただきました。
毎日更新チャレンジ、この記事は69日目です。
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togetterが面白い
Twitterのツイートまとめサイト「togetter」。
私は一日に一度は見て、さまざまな話題に感心したり笑ったりしています。
私にとっては息抜きであり、情報収集や知見を広げるきっかけの場です。
さまざまな話題があって、なかにはまったく興味がなかったり、不快になるものもあります。
が、それこそがインターネットというもの。
玉石混交の中から、自分にとってよいもの、有益なものを見つけるのです。
リテラシーを高めることにも、つながるのではないかな。
スマホにアプリを入れて、「お気に入り」に好きなまとめや後から見返したいまとめを登録しています。
その中から、最近よかった、職人さんの話題をふたつ紹介します。
螺鈿職人の野村拓也さん
繊細で美しい螺鈿細工
貝殻の内側を精緻にはめこむ伝統工芸、螺鈿(らでん)。
幻想的で、とてもきれいなんですよね。
京都の三代目の職人さんが、Twitterで発信を始め、注目されたとのこと。
作品を購入できるネットショップはこちらです。
SAGARADEN.COM 嵯峩螺鈿野村公式オンラインストア
私はこのネックレスがたまらなく好きです。
コミュニケーションの難しさ
野村さんの、職人としてのツイートにも、感銘を受けました。
職人は精神のコントロールが必要です。ストレスがあったり不安を感じると如実に商品に影響がでます。
— 野村拓也 螺鈿職人 (@takuyanomurardn) 2020年8月17日
ストレスはほとんどが人間関係なので、ここは僕の私見ですが、職人は不要なコミュニケーションを避けて感情の消耗を避けてます。
職人は話すのが苦手ではなく何よりも製作にコミットしているのです。 pic.twitter.com/vantWldIcp
はっとして、なるほど…と、すとんと納得できました。
職人さんのある種の近寄りがたさ、ストイックな精神は、ここに由来するんだと。
「職人」とひとくくりにすると、主語が大きすぎるように思うし、「不要なコミュニケーション」という表現が誤解を招くかもしれません。
疑問を呈されたリプライに、このように応えられています。
おっしゃるとおり、作れるだけの人はなかなか必要とされないですよね!意図したところは、必要以上にコミュニケーションをとるよりも、良いものを作ることに一心不乱に目指している、ということを言いたかったです、少し誤解を与えてしまう言い方でした、すいません。
— 野村拓也 螺鈿職人 (@takuyanomurardn) 2020年8月18日
また、こんなツイートも。
限られた人間関係だけで生活していると、視野が狭くなり他者の行動が許容できなくなり、文句やケチをつけがちになってしまいます。
— 野村拓也 螺鈿職人 (@takuyanomurardn) 2020年8月18日
歳を取ればとるほど自分にとって居心地の良い相手としか付き合わなくなるので、そうならないよう、なるべく多様な人間関係をもつように心がけています。 pic.twitter.com/SYYkAnc1Qi
これは、50代の自分に刺さります…。
そうなんですよね、ここが難しい。
寛容に懐深くありたいのに、つい経験則で他人をジャッジしてしまう。
自分の軸はぶらさず、それでいてオープンでいるバランスをとるのもまた経験でしょうか。
人間関係に気を使いすぎて、疲れている人も多いです。
私も、ちょうど新しい人間関係が広がり始めて、試行錯誤中です。
傷つくことを恐れすぎず、距離感をさぐっていきたい…。
ひとりが好きだけど、他人と関わる楽しさや喜びがあってこそ、でもあります。
がまぐち職人(G3 sewing)さん
83歳でミシンを始められたおじいちゃん
いろとりどりの、かわいいがま口バッグやトートバッグなどのハンドメイド作品。minne(ミンネ)の販売ページはこちら。
※現在は注文をストップされているそうです
経歴がすごい
元は電気工事士、ラジオテレビ主任技術者で、詩吟講師で、調理師免許もお持ちとか…
大病をいくつもされたそうです。
元々、器用で素質をお持ちだったのでしょうし、職業経験をいかされているとはいえ、83歳からミシンとは…!
私は、もう目がキツいから今さら無理かな~と思っているのに。
(洋裁に苦手意識が強くて、ミシンコンプレックスがあります)
83歳で「今が人生一番幸せ。物作りをしていると没頭できるので病気も歳も忘れます。」って素晴らしいですよね。
かくありたい。
職人(見習い)のつもりで続ける
私も手作りや手作業が好きで、素人ながらほそぼそと続けてきたことを、追求している最中です。
なんでも奥が深くて、極めようとすればキリがないけれど、とにかく「好き」だからやりたい。
若い人、未経験の人に伝えることも、すこーしずつ始めています。
いろいろ困難はあるけれど、レベルはどうあれ、ひたすら続けています。
「才能とは続けられること」という、羽生善治さんの名言もありますし。
そうそう、この記事内で探した本、届いてからじっくり見ています。
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沢村貞子さんが、毎日の献立を記録し始めたのが、57歳のとき。
84歳までの27年間、毎日記録されたそうです。
もう遅いなんてことはない…!と、希望の光がここにも。
私も、献立記録をブログでしようかなあ…包み隠さず。
ええカッコしいなので、どうかな。
沢村さんも、今の時代だったらブログかインスタで記録・発信されたかな、などと想像するのも楽しいです。
特に目標を定めなくても、淡々とコツコツと積み重ねていくのもいいかなあと思います。
続けていて見えてくること、わかること、たくさんありますからね。
まさに「継続は力なり」。
ブログ職人のみなさま、いろいろあるけど、続けていきましょうね。